MDL 「軍事境界線」 Military Demarcation Line の略で、半島の東西を約248kmに走っていて、朝鮮半島では「軍事分界線(군사분계선/グンサブンゲソン)」と呼ばれています。また北緯38度線沿いにあることから、韓国では「38度線(38선/サンパルソン)」の名で知られています。
休戦協定により定められたこの線により、表面上の戦争は収束しましたが、それは皮肉にも「分断」と「離散家族」という新たな悲劇を生み出してしまいました。 ↑軍事境界線を示す杭と看板↑ DMZ 「非武装地帯」 Demilitarized Zone の略で、MDLを境に設けられた南北幅2kmずつ計4km、総面積6400万坪の緊張緩和地帯のことです。「非武装」とは区域内の軍事行動を禁止することを意味し、双方武装した兵士が24時間体制で警備しています。ほぼ全域に地雷が埋設され、散発的な銃撃戦も起こる区域ですが、手つかずの状態が動植物の楽園を作っているとの見方もあり、ほぼ絶滅したとされている「チョウセントラ」も生息しているのではないかと考えられています。
JSA 「共同警備区域」(通称:板門店) 韓国映画『JSA』の舞台でもある共同警備区域はJoint Security Area の略です。東西800m、南北400mで、MDL上に位置する南北首脳会談会議場を含めて南北が共同で警備することが定められた唯一の区域です。以前はこの区域内のみ南北の兵士が自由に移動できましたが、衝突や事件が起こったことからMDLを越えることはできなくなりました。